氷見まで行ってきました①

先週の土曜日に遂に自転車で氷見の雨晴海岸まで行ってきました。
富山湾岸サイクリングコース」を秀起と共に走破したい。
大きな達成感と自信を胸に来るべく中学校生活に進んでほしい。
今年3月から3回に分けて走ってきましたが、
残すは最長の「氷見コース」のみとなります。


当初の計画では「滑川のほたるいかミュージアム」スタートの予定でしたが、
これまでの走り切った後の表情、余力を見る限り、
「まだ力を残せているな」と判断。
自宅出発に切り替え、70kmコースを頑張る事にしました(ここは妻と私で決定)。
報告を受けた秀起としては、そりゃ不安がよぎります。
でも熱く盛り上がっていた私には言いにくかったのでしょうね。
場面を変えて、妻にその思いを話していました。


秀起:
「俺さぁ〜、本当にそんなに長い距離を自転車で走れるんかなぁ〜。」
そりゃ、そうなるよね。
これまでの最高距離が40kmだから、今回の挑戦はその倍に近い。
その場で妻から励ますのはもちろん、私からも秀起と話をしました。
伝えた点は次の通り。


・今の秀起の体力があれば必ずゴールできる事
・でもこれまでに無い辛い場面もある事
・その辛さを乗り越えられる心の強さも秀起はちゃんと持っている事


その上で、「この経験を通して秀起は一回りも二回りも成長できると思うよ。」
と付け加えると秀起の目に「きらきら」と「わくわく」が宿るのを感じました。
秀起「うん、わかった。頑張るね。」
この調子なら大丈夫そうだと手ごたえを感じつつ、
となると成功できるか否かは私のリード次第だな、
と責任を感じた瞬間でもありました。


出発当日。快晴に恵まれたものの、風速は6m/s。
進行方向斜め前からの向かい風です。
初めて挑む距離ですし、
ますます「無理のないペースで辛抱強くこぎ続けられるか」
がカギとなります。
朝食をしっかり食べて朝6時45分にスタート。
妻と愛生が手を振りながら見送ってくれました。


早朝の空気はひんやりしていましたが、
沢山着込んだのでこれ位なら大丈夫。
体が温まってないのでギアを一枚落としてゆっくり走ります。
先導する私の後ろをしっかりとついてくる秀起。
ちょっと緊張していますがニコニコしています。
楽しんでいますねぇ〜。
朝の光を浴びながらずっと海沿いを走るのですが、
これがまた気持ちいい。
海面がキラキラしています。
道路脇に引かれた青いライン(湾岸コースの目印)をたどって、
生地、石田と進み、片貝川の橋の手前で1回目の休憩。
水分・カロリー補給と、ストレッチをしっかり行います。


補給食は前日に用意したのですが、
今日の秀起はチョコレートがお気に入り♪
秀起「
今日はさぁ〜、チョコが特別おいしく感じるよ〜。」
運動時のチョコって沁みるよね〜。
普段お菓子は食べない方なのですが、
今日は体が求めているようですね。


その後も、10km程度走行する毎に休憩。
滑川、浜黒崎と進み、神通川の橋を渡った時点で、
心理的な壁となる半分に差し掛かります。
メーターの数値を見せながら、
私:
「秀起、これで半分まで来たよ。いい調子。頑張ってるよ。」
秀起:
「そうかぁ〜、よかった、よかった。」
そう言って、いつものキラキラな笑顔をカメラに向けてくれます。


ただ、これまで休憩ポイントと様子が違う点が1つ。
連続撮影した画像には、
素に戻った瞬間表情に疲労感が現れ始めたこと。
走行距離の半分まで来たという事は、
秀起にとってこの先が未知の領域に踏み入ることになります。
試されるのはここからだ。がんばれ秀起!


でも精神論を並べる前に、新湊大橋の手前で補給と行きましょう。
精をつけると言えは、アレですよねアレ。


私:
「秀起、大分走ったからそろそろ肉が欲しいんじゃない?
コンビニでチキンでもどう?」
秀起:
「食べていいの?行きた〜い♪」
食べていいの?って、
実は我慢していた(私の放つプレッシャーで我慢させられていた?)様子。
イートインコーナーでは黄金チキンとから揚げ1個をペロリ。
ちゃんと座って長めの休憩としたので、
食べ終わる頃には表情に力が戻ってきました。
さあ、ここからは後半戦だよ。頑張ろう〜!


*思いの外、長文となりそうなのでちょっとここで一区切り。
数日中にアップしますのでよろしくお願いします。